トイカメラと虫眼鏡でマクロ撮影しよう!


How to take a Loupe Shot

LOMO LC-A,SMENA,HOLGA等のカメラは最短撮影距離が90cm程度です。
でもトイカメラの個性を活かしたマクロ写真も面白そうだ。
そこで登場するのが「虫眼鏡」。
誰が始めたのかは判りませんが、「虫眼鏡」というアイテムを使うところが
いかにもトイカメラらしくお手軽で楽しいですね。
では虫眼鏡を使った接写のコツを書いてみたいと思います。




loupe_2.jpg



左手で虫眼鏡を持つ。
目元に虫眼鏡をぴったり当てる。
ピント調節が可能なカメラの場合は
ピントを最短撮影距離に設定しておく。


loupe_3.jpg



被写体からずっと離れた位置から
徐々に顔を被写体に近づけていきます。
この時、目は虫眼鏡にくっつけたまま。
この時点ではまだピントが合っていません。


loupe_4.jpg



さらに被写体に寄っていき
肉眼で見て最初にピントが合った位置で虫眼鏡を動かさないようにする。

この時に構図を決めておくこと。

虫眼鏡を目に当てて肉眼で物を見る場合
ピントが合った様に見える位置は前後方向に若干の幅があります。
最初にピントが合った位置で止めるのがコツです。


loupe_5.jpg


虫眼鏡の位置は動かさずそのままにしておき、
カメラを虫眼鏡にぴったりくっつけてシャッターを切る。
カメラのピントを最短撮影距離に設定するのを忘れずに。
虫眼鏡の焦点距離を測定して、 被写体からの距離をその長さに合わせる方法もありますが、その場合はカメラのピントを無限大にセットしなければいけません。 ピントを合わせるためには被写体からカメラ迄の距離が この方法よりも遠くなってしまいます。
接写という意味では、ここで説明した方法を使えばより被写体に近づいて撮ることが出来ます。




loupe_6.jpg

この方法を参考にして自分なりのコツを掴んでください。
最初は失敗も多いと思いますが、きっとお気に入りの1枚が撮れると思います。

この接写法を PHaT PHOTO誌 2004年5-6月号
トイカメラ特集の記事中で紹介させて頂きました

by HIDEHITO

March.2004

LOMO LC-Aと虫眼鏡を使って撮影した写真はこちらです。

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