HOLGAに35mmフィルムを入れる
HOLGAに35mmフィルムを入れる

本来ブローニーフィルムを使うHOLGAですが、ちょっと工夫すれば35mmフィルムを入れて撮影できます

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フィルムはISO400がオススメです。

室内ではフラッシュ無しでは無理ですが
屋外なら曇りの日から快晴の日までOKです。

他に必要なモノは発泡スチロールとボールペンやサインペン等のキャップ。


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フィルムケースの穴にぴったりはまるキャップを探して
フィルムの位置がちょうど中央に来るような長さでカットします。

先端にHOLGA本体にあるフィルムを固定するための突起が入る穴を開けます。
これでフィルム上部が固定されます。

適当なキャップがなければ下と同じく発泡スチロールで固定しても大丈夫だと思います。

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この突起にキャップを取り付けたフィルムを差し込みます。

フィルムの下側の固定は
発砲スチロールを適当な大きさにカッターで切り出して整形したものを入れて
フィルムケースが動かないようにします。

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フィルムを入れる時は
巻上げダイヤルの矢印の先端をこの位置に合わせます。
この先端の丁度反対の位置に目印のシールを貼っておきます。

HOLGAにはフィルムカウンターもついていませんし
ブローニーフィルムのように裏蓋の赤窓でフィルムの送り具合を確認できません。

巻き上げダイヤルを目安にして巻き上げます。

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フィルムをこのようにセットします。

フィルムの先端をスプールに差込み
フィルムが外れたり上下にブレたりしないように
セロハンテープでスプールに止めておきます。

この状態でフィルムを巻き上げずに裏蓋を閉めます。

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裏蓋にある赤窓は黒いビニールテープを貼って
光が入らないようにします。

ついでに裏蓋止めの左右の金具も動かないように
テープで止めておいた方が安全かもしれません。

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蓋を閉めたら最初の一回だけ巻上げダイヤルを2回転廻します
これで一枚目の撮影準備完了です。

次からは一枚撮影するごとに1.5回転づつ巻き上げていけば
コマが重なることはありません。(6X6フレームを使用した場合)

6X4.5フレーム使用の場合だとおそらく1回転で大丈夫だと思います。

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1.5回転巻き上げると写真の位置になります。
撮影後、次にまた1.5回転巻き上げると上の写真の位置になります。
この繰り返しです。

巻き上げ出来なくなったらフィルム終了です。

この方法で27枚撮りフィルムで13コマ撮影できました。

ここからが一番大事なところです

HOLGAにはフィルムの巻き戻し機構はありませんので
フィルムをを取り出す時は暗室、またはダークバックを使用してフィルムに光をあてないようにしないといけません。

ダークバックが無い場合は
夜、真っ暗な部屋の中でフィルムを取り出し、
フィルムケースの軸を廻してフィルムを元のフィルムケース内に巻き取ります。

この時、フィルムを止めるのに使ったセロハンテープをはがしておくのを忘れないで下さい。
真っ暗だと思っていてもカーテン越しに窓から明かりがもれていたり
ビデオ等の電気製品の時計表示の光でフィルムが感光するおそれがありますので
毛布等の光を通さないものを被って作業した方が安全です。


現像、プリントについて

現像はもちろん普通の写真屋さんでOKです。
フィルムには通常の35mmカメラより横に長く写っていますが
機械でプリントする場合は左右方向がかなりカットされて
通常のサービスプリントの様にしかプリント出来ないと思います。

プロラボ等に頼んで手焼きでプリントしてもらえば、 トリミング無しで横長にプリントしてもらえるかもしれませんが
かなり高いプリント代になると思います。

私は現像だけしてもらってフィルムからスキャンしています。


どんな写真が撮れるのかな?

>>HOLGA+虫眼鏡写真はこちら

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